2月はだいぶ暖かくなってきたと思ったら、末頃から寒い日が続き、3月に入っても由布岳山頂あたりにも雪が積もっているようです。
菜の花や河津桜が咲き出していますが、まだまだ春は遠いようです。
さて、金鱗湖の湖畔にある旅館「亀の井別荘」の山里料理「湯の岳庵」が魅力的にリニューアルオープンしました。
昨年9月から始まった改装により、新装された同店では、内装とメニューに変更が加えられました。受付は和のカウンターから明るく開放的な空間へ、以前は見えたキッチンも隠され、清潔感あふれる環境に。床材は全て新しく、天井も改善され、食事する部分は閉じられ、衛生的な空間に生まれ変わりました。
メニューは以前の人気を踏襲しつつ、新コースやアラカルトの選択肢も増えました。特に、「野飯」「丘飯」「山飯」の3コースには新たな味わいが加わり、ヤマメのコンフィーやうなぎの白焼きなど新メニューも好評です。炭火焼きコースは赤身肉や軍鶏肉を堪能できます。コースではかぶのスープなど、変わらぬ美味しさを保ちつつ、細部にわたる配慮が感じられます。
このリニューアルにより、湯布院を代表する「湯の岳庵」は、新旧のお客様にもさらに愛される場所となりそうです。スタッフの若返りと共に、新たな歴史を刻み始めています。これからも、利用させていただきたいと思います。
夜の湯ノ岳庵、近隣湖畔で落ち着いた雰囲気です。
入口カウンターは広くなりました。
以前より、テーブルの間隔が広くなったようです。写真は他のお客様もいらっしゃったので、端の方から。
小鉢はひとつひとつ丁寧でいちばんのお気に入りです。
この日の天ぷらはキビナゴ。塩加減がちょうど良い。
カブのポタージュ
初めていただいた、山女魚のコンフィ。じっくり低温でコンフィにしているので柔らかく美味しい。
コース料理のお肉おおいた和牛のロース。ミディアムレアにしてもらったからか、ロースだが結構甘い脂が多いかな。
特選炭火焼きコースの黒毛和牛は、ローストカルビ。和牛らしくしっかり肉の味がして美味しい。
(画像は2人前)
〆はカボスのゼリーと水出しコーヒー